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ナンテン


秋から冬にかけて赤や白の実をフサ状につけます。庭先で広く見かけられますね。葉は腐敗予防に利用されますが多量に摂取すると知覚や運動の神経を麻痺させます。初夏に枝先にクリーム色の優雅な花を房状に咲かせます。防腐効果があるためか弔事等の不浄の清めに飾られる風習があります。


毒草名  ナンテン(南天)、南天竹、Nandina
学 名  Nandina domestica THUNB.
特 性  メギ科 ナンテン属、優雅な常緑落葉低木
花 期  5〜7月、果期10〜12月
仲 間  キンシナンテン、オタフクナンテン、シロミナンテン、チモトナンテン、イカダナンテン、ササバナンテン、フジミナンテン、タキノカワ
毒部位  全株、葉、樹皮、実
成 分  ナンテンニン、チアン水素、ナンジニン(Nandinine)、メチルドメスチシン、プロトピン(Protopine)、イソコリジン、ドメスチシン(Domesticine)、リノリン酸、オレイン酸
症 状  痙攣、神経麻痺、呼吸麻痺


2003/06

ナンテンは「成天」に通じるというところから、不浄を払う縁起のよい植物として庭園などに好んで植えられています。


 

古木は床柱に利用され、「男はつらいよ」でお馴染みの葛飾区柴又の帝釈天の大客殿(遽渓園)南天の間には樹齢千五百年を数えるという大南天の床柱があり、高さ5m太さ直径10cmの巨木は、日本一の大南天として伝えられています。




葉の毒素「ナンジニン」は蒸れによって分解され腐敗防止作用を発するところから、赤飯などの上に乗せる風習があります。


-------- 白南天 --------





 

≪MEMO≫
・「難を転ずる」という語呂合わせから、縁起が良い木とされています。
・「日当りや 南天の実の かん袋」 小林 一茶
・属名「Nandina」は和名のナンテンに由来。
・鬼門(東北)に植える。
・山口県萩市川上遠谷の山林地帯は「ユズおよびナンテン自生地」として国の天然記念物に指定されている。
・果実は南天実という生薬で咳止めとして処方される。
・南天紋
 


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